一般歯科

虫歯・歯周病・義歯など幅広い治療内容に対応

一般歯科とは、虫歯治療や歯周病の治療、義歯の作成などの治療をいい、その多くが、保険の範囲内で行われる治療が多いです。
当院では患者さん個人個人にあった治療を提案いたします。
ご提案の中からご納得頂ける処置を選んで頂き治療に入っておりますので、安心してご相談ください。

虫歯からおこる全身の病気

虫歯を放置すると

最近の研究により歯の根の先のバイ菌や、その毒は血液に入り込んで、心臓、肝臓、肺などに病気をおこします。
ときには敗血症やリウマチなどをおこすことがあります。


虫歯の予防と定期健診

口中に歯垢をためない!!

口の中は、温度・湿度、が適当で細菌類が住みやすく、物を食べた後、数分後から虫歯のバイ菌が食べかすを腐らせて、口の酸性度を増します。30分位の間ここの酸が歯を溶かして虫歯にしていきます。虫歯を防ぐには口の中に歯垢をためないことが大切なのです。糖分の少ない食生活に改善し、よくかんで食べ、食べあとは30分以内に歯磨きをする習慣をつけましょう。

砂糖類に気をつけろ!!

虫歯の予防は、糖分を口にする回数を減らし、糖分の「口中滞在時間」を少なくすることが第1です。糖分がなければ悪質な歯垢もできず、歯の表面の酸性も長く続かなくなり、実質的に虫歯にならないというわけです。

定期健診で大切な歯を守る!!

人は柔らかいもの、硬いもの、冷たいもの、熱いものまでいろいろなものをたべます。強い力で1日何千回と噛みしめる過酷な条件の中で、長年使用される金属などの材料が欠けたり、割れたりしやすくなっています。また自覚症状がない人でも検診の結果、まったく異常のない人はほとんどいません。歯石を除去するだけでも歯の寿命はずっと長くなりますので、半年に1度は、ぜひ歯科検診を受けてください。


虫歯の進行

C1  エナメル質の虫歯(歯の表面)

C1

エナメル質の虫歯(歯の表面)

初期の虫歯はエナメル質のみぞにできます。エナメル質は知覚がなく、ほとんど自覚症状がないので、つい放っておきがちですが、この段階で治療するのが、良好な結果を生みます。


C2  象牙質の虫歯(神経に近い)

C2

象牙質の虫歯(神経に近い)

虫歯がエナメル質を超えて象牙質に広がり、冷たいもの、甘いものがしみるようになります。


C3  神経まで進んだ虫歯(歯髄)

C3

神経まで進んだ虫歯(歯髄)

たえず激痛に悩まされるようになります。神経(歯髄)がおかされているので、神経(歯髄)をとってしまいます。このころになると歯冠はほとんど壊されて腐っています。根っこの治療を十分にして冠をかぶせていきます。


C4  歯根まで進んだ虫歯

C4

歯根まで進んだ虫歯

根の先が化膿し、歯根膜炎を併発していれば、かんだときに痛く、根の先にウミの袋ができていることが多い。治療は困難となり、抜歯をすることもあります。神経の孔を通して顎の骨に細菌が感染すると顔が大きく腫れます。


口臭について

気付かぬうちに人に不快感をあたえているかも・・・

口臭は人を不愉快な思いにさせる非常に厄介なものです。
鼻のすぐ下で起きていることでありながら、自分が口臭を発していることに気づいていない人がいます。一方では逆に、まったく臭わないのに口臭があると思い悩んでいる人もいます(「口臭恐怖症」と呼ばれています。)。もしあなたが口臭を気にされるのなら、当院にご相談ください。
まずは口臭の原因を突き止めて、口腔内に問題がある場合には口臭を改善するための治療計画を立てます。


口臭について

口臭の原因は・・・

歯垢・内臓疾患・歯槽膿漏・舌苔・かぶせた金属の腐食・化膿した歯根・親知らず・虫歯・歯石



口臭の原因は

食べ物のかすや歯垢を取り除くため、フッ化物含有の練り歯磨きを使った1日3回の歯磨きと、デンタルフロスや歯間ブラシなどを用いた歯間清掃を励行しましょう。

さらに歯科医や歯科衛生士から補助的なデンタルケア用品の使用を勧められることもあります。

また、口臭の原因となるバクテリアを物理的に取り除く ため、歯ブラシやタングクリーナーで舌の表面をきれいにしましょう。これは口臭を最小限に抑えるためのもっとも効果的な方法のひとつです。

取り外し式の義歯などを使用している場合、夜間は取り外してください。翌朝、装着する前にはていねいに洗いましょう。口臭の緩和または予防には、マウスウォッシュや練り歯磨きも効果的です。 



歯がなくなると

歯がなくなると1

多数の歯が欠損すると咬合力がなくなるため、

握力低下
握力が20kg以下に下がり、小学生以下となります。

骨が曲がる
咬合力の低下とともに次第に背骨が曲がるようになります。

歯がなくなると2

顔面はいろいろな筋肉により、保持されています。
歯がなくなると、表情が崩れ、筋肉の緊張がなくなり、表情筋の崩壊により、自律神経の不調が起きます。

歯がなくなると3

歯ぐきの病気(歯周病)により2次的に腎炎、リウマチ、皮膚炎などをおこすことがあります。

冠状動脈疾患  1.5倍
心疾患     1.9倍
心筋梗塞の発作 2.8倍


歯周治療

歯周病治療について

歯周病とは歯の周りの組織、主に歯肉や歯を支えている骨の病気です。歯周病菌が原因で、歯磨き不足などにより炎症を引き起こすことから歯周病は始まります。歯列不正、食生活、生活習慣、ストレス、歯ぎしり、食いしばり、全身疾患(糖尿病など)など、いろんな進行要因が明らかになっています。初期では症状はほとんどありませんが、進行してきたり、急性の場合は歯肉の炎症(脹れ、出血、痛み)や歯のぐらつきがみられ、さらに進行すると歯を支えている骨が吸収していき、はれているところから膿がでたり、ぐらつきがひどくなり、歯並びが悪くなったりといろいろな症状がでてきます。
初期では症状がないため気がつかずにいる方が多いように思われます。痛みやぐらつきが自覚できるとある程度進行していると考えてよいでしょう。進行していると治療には時間がかかりますし1歯だけが悪くなっているということは少ない為ため、多数歯、または全体に治療が及ぶことが多々あります。歯周病治療は長期に及びます。患者様、歯科医師、歯科衛生士の協力で治療していく必要があります。十分な診査、検査、診断を受け正しい治療法、予防方法など歯科医と相談することをお勧めします。検査診断にて現在の状態がどの程度なのかを知り、治療、予防処置を考えていかなければなりません。

予防も大事です!

歯周病は感染症ですが、ほとんどの人の歯の周りに菌は存在し、歯の種類や昼は個人によってさまざまです。しかし菌が存在するからといって、みんな歯周病になり、悪くなっていくというわけでありません。きちんと予防処置や十分なセルフケアをすれば発症を避けれます。

治療の流れ

検査・診査内容

  • 歯全体のレントゲン撮影
  • 歯周組織検査(歯周ポケットの測定、歯肉状態、動揺(ぐらつき)、歯周骨の状態)
  • 詰め物やかぶせものチェックなど
  • 細菌検査、家族検査(必要に応じて)


初期治療後の検査にて、外科治療・補綴治療が必要かどうか診断を受け、必要がなければ、メンテナンスにうつります。

治療の流れ

歯周病初期治療

基本は歯周病の原因除去です。原因を除去し、毎日適切な歯磨き(プラークコントロール)ができれば、よほどのことがない限り、歯肉の炎症は消失していきます。この初期治療で歯肉炎や軽度の歯周病などは、ひとまずの治療を終え、後は定期的なメンテナンスにうつされる方もたくさんおられます。

最も効果があるのが歯磨きです。毎日徹底しましょう。基本的には家庭での自分自身によるケアが主ですが、歯ブラシの種類、磨き方や歯間ブラシの使用方法は現在の磨き方を見せてもらい、適切なアドバイスさせてもらいます。また適時治療途中でチェックします。又、重度の歯周病と深く関係する菌もわかっています。必要であれば歯の検査をし薬剤による菌の除去という治療もあります。

歯石の除去

専用の器具を使い、医院で除去します。硬く歯に沈着しているため歯磨きなどでは除去できません。歯周囲の見えている歯石や、歯根に沈着して歯肉に隠れている歯石を除去します。痛みがあるときは麻酔をする場合もあります。

その他の原因除去

歯にピッタリあってない詰め物は、その部に歯垢が沈着し、歯周に炎症をおこしやすく、また磨きにくいため虫歯にもなりやすいのです。かみ合わせ具合が悪いと歯に余計に力がかかったりいろいろな悪影響があるため、すでに歯につまっている人工物(金属の詰め物、レンジの詰め物など)や、かぶせてある冠などを調整、改善したりすることもあります。また、歯並びが悪く十分に歯磨きができない、歯周病が再発しやすいなど予想されるときは、歯列矯正治療も考えなくてはなりません。

治療後に

初期治療後に歯周組織の検査・診査をして、状態を診断します。

歯周外科治療(歯茎の手術)

歯の生え際に角化歯肉をつくるために歯肉を切除、歯周の骨を整えたりする手術です。

歯垢や歯石除去初期治療が終了後、吸収した歯周の骨や、歯肉の状態を検査します。歯周ポケットが深く残る場合や、歯肉の状態が悪い場合、歯周囲に骨の吸収がある場合は歯周病が進行、再発しやすいため歯茎の手術を行ったほうが良い場合があります。吸収した歯周の骨の形態(凹凸)を整えたり、歯の周囲(はえぎわ)には硬く、ピンク色をした歯肉があります。この歯肉を角化歯肉といい、その下には歯周の骨が十分に歯の根を取り囲んでいます。歯周病が進行して歯周の骨が吸収していくと、角化歯肉はなくなってきます。歯のまわりの角化歯周がなくなると、歯周ポケットに菌がたまりやすくなり、炎症が起りやすくなります。角化歯肉は歯周への細菌の防御となっています。つまり歯の周りに硬い歯肉がないと歯周病は治りにくく、再発しやすいです。